四段漫談 その三(完結編) 
 
 (ハイネル自宅(※居候付)。コーヒーを飲みながらCFニュースサイトを確認)
 
カチッ(※クリック音)
「スゴウ新型シャーシの開発に着手」
 
カチッ(※クリック音)
「アオイ新レギュレーションについて単独抗議」
 
カチッ(※クリック音)
「エデリー・ブーツホルツ、障害を持つ子供のための施設に賞金の一部を寄付」
 
カチッ(※クリック音)
「レオン・アンハート、コース外での華麗な一夜」
 
ハイネル「どうしてうちのバカのあの発言が一言も触れられていないのだ!」
グーデリアン「・・触れて欲しかったわけ?」
ハイネル「触れて欲しいわけないだろう!噂が大きくなるようなら直ちに裏から手を回して根源から抹殺する予定を組んだんだ。まったく触れられなければその段取りが無駄になるではないか!」
 
触れるも触れないも、公認されていることを気づかないのは全世界でフランツ・ハイネルただ一人である。
(グーデリアンに至っては隠すという認識すら持ち合わせない)
自信を持って仕掛けた罠が使えないと駄々をこねるハイネルを見て、あぁやっぱりこういうとこがかわいいなと改めて実感するグーデリアンだった。
 
 
 
 世間ってそんなものですw
  
ブラウザのバックで(以下省略)・・